『わたしの一句』掲載作品のご紹介(岩手日日新聞より転載)


 未曽有の東日本大震災から今年で11年目となります。

  岩手日日新聞社において、犠牲者への鎮魂の祈りと震災の記憶を伝える取り組みとして、『十年目の今、東日本大震災句集 わたしの一句』(宮城県俳句協会編)に掲載された俳句の中から、岩手県在住の7名の方々の句が新聞紙上で紹介されました。掲載は、令和4年3月11日から22日の間の計7回にわたり、俳句に写真と解説をコラボレーションした内容となっています。

 詩情あふれる写真は釜石市の写真家hana ozawaさんによる撮影です。解説は当協会常任幹事で『わたしの一句』編集長の坂下遊馬氏が担当いたしました。

 岩手日日新聞社よりご承諾を得て転載させていただきます。

 



慟哭の波音遥か梅の花/砂金文昭

(2022/3/11掲載)photographer hana ozawa



冬銀河友は十年星に住み/沖田誠子

(2022/3/12掲載)photographer hana ozawa



三月の記憶掬えば砂零れ/鎌倉道彦

(2022/3/17掲載)photographer hana ozawa



戒名読む僧侶号泣入り彼岸/古舘育子

(2022/3/18掲載)photographer hana ozawa



春寒が浄土ヶ浜に停滞す/齋藤陸斗

(2022/3/20掲載)photographer hana ozawa



鳥帰る天のほころび縫ふやうに/千葉常子

(2022/3/21掲載)photographer hana ozawa



生きよとて故郷の山芽吹きけり/齋藤陽子

(2022/3/22掲載)photographer hana ozawa

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