第四十五回宮城県俳句賞正賞作品2021.02.10 16:23きのふの齟齬 丸山みづほ(小熊座)ひと切れの梨に始まる日曜日五線紙より音符飛びさう星月夜縞馬の縞の汚れや冬隣木枯一号駱駝の瘤の尖り出す炉火をつぐ父の胡坐にいつも猫青空へ切手を貼りて大旦小米雪鈴木牧之が向うから一枚の笹を抱きて薄氷片減りの夫の皮靴遠蛙母の日や畳んで捨つる包装...